« 高大連携・パワーアップゼミ・サテラインゼミの再開 | メイン | 情報の活用― 大学等からの情報 »

思考力を伸ばす方法

虹2.jpg


   暗記だけでは、本当の力はつかない。

(1)テレビ、マンガの見過ぎは思考力を低下させる。
  テレビは30分か1時間単位でさまざまなジャンルの情報が一方的に入ってくるので、一つのことをいつまでも考え続けることができず、何事も徹底的に考えようとしなくなる。
マンガは言葉が少なく 絵で見ていくので、言葉で考える思考力は身につかず、イメ-ジで覚えるだけの癖がつく。
 一生懸命テスト前に暗記したのに、その問題が出なくて悪い成績になったと嘆く生徒がいる。実は、同じところが出題されているのに、出題形式が少し変えられているために応用できず、やってないところが出たと言ったりする。
  このような人は、テレビの前でかじりつき、『マンガ頭』になって、物事を深く考えようとせず、イメ-ジで覚えてしまっているのです。
 マンガは気分転換程度にしておこう。マンガよりは小説など文字の多い書物を読もう。
 文字を読むスピードが速くなります。
 勉強部屋には、テレビやマンガは置かないこと。
 人間誰しも弱いもの。ついつい眼の前の楽しみに誘惑され、気がついた時には、手遅れということになりかねない。

(2)ノ-トの活用
  自分なりに、自分流儀でノ-トを作成してみよう。この工夫こそ思考力をつけると共に、学習が楽しくなる近道。色を塗ったり、図を描いたり、参考書から抜き出したり、プリントをはったり、お好みのままに。

(3)基本事項は根底から学べ。
計算の方法や公式、英語の文型などを単に丸暗記するだけでは思考力はつかない。
どんなときに、どの公式を使うかということがひねった問題ならわからなくなる。
 公式の導き出し方から理解しよう。他人に教えることができれば最高。
 十分な基礎は優れたひらめきを生む。

(4)他人に頼るな。
わからないことをすぐに尋ねるのも場合によっては考えもの。
 教科書、参考書を何度も見直し、とことん考えよう。
”あきらめてはダメ”。苦しんだほど、解答できた時の喜びは大きい。
そのときに、思考力がグングンついている。

 よく考えてもわからないときは、友達に聞いてみよう。
 他人に教えてあげることは、思考力を伸ばす。それは、相手がわからないところを考え、どのようにするとわかりやすくなるかを工夫するのですから・・・。
 「情けは人の為ならず」というように。
 この1週間、勉強の方法をお伝えいたしました。
 中学、高校時代に身につけた学習方法が、きっと皆さんの将来に役立つことでしょう。