“やりたいこと”って・・
中間考査も無事終わりました。結果については悲喜交々でしょうが、ひとまず終わった!
さて、今日はトピックではなく、個人的な雑感ですが、参考になることもあるかなあと思うので書いてみます。
中学・高校のころのことを思い出すと、いまどきの人たちほど、あんまり何も考えてなかったなあ・・というのが実感です。ひところ“自分探し”ということがよくいわれましたが、普通の高校生は高校生活が楽しくって、まだ何も考えてない!という人も多いでしょう。
私のことを振り返ってもフラフラしていました。中学時分から外国映画が好きになって、ロードショウじゃなく、名画座みたいなところで1日4本(2本×2軒)見たりして、なんとなく英語を生かした仕事がしたい、と思っていました。いわゆる“映画評論家”ですね。映画の脚本など買ってセリフ言ってみたりして…でも、それに必要な努力をしなかった。単語覚えるとかね。で、高校になって英語の成績は低迷してるしなあ…と思っているころ、かわりに歴史小説にひかれていきました。
歴史小説を読み出したきっかけも中3の時、テレビドラマで「徳川家康」(主演は北大路欣也:ドコモのお父さんの声ですね)を見てからで、山岡壮八の原作を買ってもらって読みました。高校になると手当たり次第になんでも読んだけれど、当然司馬遼太郎にいきつきました!つぎつぎ読んでいくうちに、すっかり歴史にはまって、それがどう職業に結びつくかなどということは考えもせず、大学では日本史をやろう、と決めてしまいました。
で、好きなことをやっているうちに、学校の教員になってしまいました。「先生」になりたいなんて、思ったこともなかったのですが・・・
いまでも、ときどきあのまま英語をやっていたらどうだったかなあと思うことがあります。中3の時に「徳川家康」に出会わなかったら・・・と思う時もあります。
先生になろう、なんて思わなかったけど、やってみたらけっこう自分にあっていたようです。
みんなが“やりたいこと”をみつけて、“やりたい仕事”につくことができたらそんな幸せなことはないけれど、希望どうりの道でなくても、そこにふみとどまって自分の道をみつけていくことも、一つの生きかたでしょう。まだ、自分の道が見つからない…とおもっている人も焦らずに、ゆっくり考えてください。(美)