国公立大学合格者数 3月22日現在で昨年を上回る。
国公立大学、中期・後期試験の合格者数をお知らせいたします。
大阪大学 2名(法1、歯1)・・・・前期と合わせて、合計10名(内 現役5名)
神戸大学 3名(発達2,看護1)・・・・前期と合わせて、合計8名(内 現役6名)
その他、東京外大1、千葉大1、静岡大1、都留文科大1、神戸市外大1,兵庫県立大3,和歌山大1,奈良県立大1でした。
これで、前期と合わせて、国公立大学合格者数は55名(現役40名)となり、昨年の50名(現役40名)を上回りました。
また、京・阪・神の三大学の合格者数も20名(現役12名)-昨年12名(現役8名)-でした。
明日、23日の合格発表も残っています。
現役生の合格者数が、昨年を上回ってくれることでしょう。
今年の53期生は、国公立大学 医学科 現役合格も果たし、全国から見れば小さいけれど、雲雀丘学園高校としては、大躍進を果たした学年です。
前期試験で涙をのんだ生徒の中で、今回リベンジを果たした生徒が少なからずいます。その生徒たちの喜びの声が受話器の向こうから聞こえてきます。また中には、発表後すぐに学校に来て、先生と抱き合って喜んでいる生徒もいます。
生徒たちのこの喜んでいる顔を見ると、生徒も先生も今までの苦労が吹き飛んでしまいます。教師の一番うれしくなる瞬間かもわかりません。
<後期合格を果たした一人の女生徒の話>
一人の女生徒は、前期、後期とも神戸大学 医学部 看護学科を受験しました。前期の試験後、すぐに、毎日登校し、後期試験の勉強にとりかかりました。そのけなげさを見て、私たちは前期合格を祈りましたが、残念ながら不合格でした。しかし、彼女は不合格を知った2時間後には、学校に来て、悔し涙をかみしめながら後期対策を始めたのです。
後期試験の感想を聞くと、周囲は前期で京大や阪大を受けてきた人ばかりでしたと・・・。その中には、中学校時代の同級生もいたようです。その同級生は念願の高校に進学できたそうですが、彼女だけが第一志望の高校を不合格になり、雲雀丘学園高校に来たとのことです。
後期で神戸大合格を手にしたとき、彼女は「先生、私、初めて第一志望の学校に合格しました。雲雀丘に来て本当に良かった。先生方のおかげです。」と言ってくれました。
厳しい面接指導を受けながら、試験の前日にも、「もう一度お願いします」と、頼んで来た彼女に対して、全ての先生が彼女の合格を祈っていました。
努力が報われたのです。
これからも、大学で、きっと精一杯努力して、心優しい、頑張り屋の看護婦さんになってくれることでしょう。
でも、後期でリベンジを果たせず、無念の涙をのんだ生徒達もいました。
『その涙を、きっと来年、喜びの涙に変えよう』と、生徒ともども、我々教員も決意しています。