大学合格祈願-京都北野天満宮(4)-
健仁寺 ―双龍図―
京都を代表する日本最古の禅寺でもある建仁寺の天井画は、建仁寺開創八百年を記念し、「双龍図」が日本画家小泉淳作氏によって描かれました。大きさは縦十一・四メートル、横十五・七メートル(畳108枚分)あり、丈夫な和紙に「程君房」といわれる墨を使用して描かれています。
法堂の天井一面に仏法の守り神とされる二匹の龍が描かれています。
法堂は、特別拝観されたときにしか入れないので、今回観ることができました。
見上げてみると非常に大きな2匹の龍に圧巻されます。
通常の雲龍図は、仏法の神格である龍が一匹だけ描かれることが多いのですが、、この双龍図は二匹の龍が天井一杯に絡み合う躍動的な構図を用いています。
そして、二匹の龍が争うのではなく共に協力して法を守る姿が小泉画伯の重厚かつ独特の水墨世界観で表現されています。
金沢翔子さんの書展と国宝の風神雷神と一緒にぜひご覧になってください。