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合格体験記(1)-島根大学医学部医学科-

 私が志望校を決めたのは、高3の夏頃でした。小児医療が進んでいるというお話を聞いたのが大きな決め手となりました。その時同時に知ったのが、推薦入試があるということです。私は、医学科に推薦枠が設けられていることすら知りませんでしたが、前期試験の前に面接や小論文で大学側にアピールができれば、と思い受験することにしました。当時、模試を受ければD・E判定がずらりと並んでいた私にとって大チャンスだと感じました。
 本格的に準備を始めたのは、10月下旬から。自己推薦文や小論文は、学校の先生に何度も添削していただきました。自分の文を書くときの癖に気づくことができましたし、どの先生にも丁寧に添削してもらえたことで、確実に対策を練ることができました。面接練習も学校でしていただき、本番と同じぐらいの緊張感のある面接で泣きそうになったこともありましたが、おかげで本番では伝えたいことをはっきりと言えました。推薦入試対策と勉強との両立は想像以上にハードでした。しかし、推薦入試対策を決しておろそかにしなかったことが、センター試験で8割と少しであったにもかかわらず、合格へとつながったのかなと思います。
 私は高校に入りたての模試では選抜特進で下から数えた方が早かったのですが、何とか夢への第一歩を踏み出すことができました。このように、強運により合格できたも同然の私が、後輩の皆さんに伝えられることは、最後まであきらめない気持ちほど、大切なものはないということです。時には周りの友人や先生方の力を借りて、その人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、夢へとコツコツとがんばってください。応援しています。