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研究者体験教室スタート:本校生物オリンピック予選通過生徒、急遽加わる。

7月30日から8月3日まで、毎日10時~17時の7時間、サントリー生命科学財団のご協力を得て、サントリー生物有機科学研究所において、研究者体験教室が始まりました。
 今回の企画は、春の最先端科学実験講座とは違い、ほぼ5日間掛けて本格的な実験を行い、最終日には、パワーポイントを使って研究者の方々の前で、自らが研究した内容について発表もするというものです。生物有機科学研究所の研究員が生徒一人一人に5日間つきっきりで指導していただいています。
このような贅沢な体験をすることは、普通の高校ではまず無いと言ってよいでしょう。
 第1期 7月30日~8月3日は3名の生徒が参加しています。本校初の生物オリンピック予選を突破した男子生徒も混じっています。今年の生物オリンピックは参加者が3600名を超え、予選通過者はその中の80名でした。その80名に選ばれ、8月17日~20日、筑波大学で行われる本戦(実験が中心)に参加します。本戦では、さまざまな生物実験を行い、レポートを書きます。そのような実験練習も兼ねて、この度の研究者体験教室に、急遽、無理を言って入れていただきました。錚々たる学校の多くの優秀な生徒達のなかでも、恐れずに、しっかり実験できるよう、その準備としてこの機会を提供していただいたことに感謝しています。
 生徒達は、下記の研究テーマの内いずれかを選んで、研究しています。
①ホヤのホルモン受容体遺伝子のPCRによる増幅および、シーケンサーを用いた遺伝子の塩基配列の決定。
②生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンが結合する受容体の決定とホルモン活性の測定
 8月3日の午後には、彼らの研究発表を聞きに行きます。その様子なども、ブログで報告します。