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文化祭で「サントリー 研究者体験」発表

9月9日(日)の文化祭で、この夏、「サントリーの研究者体験」に参加した7名の生徒達が、科学部の展示会場で、一人約20分ずつ、研究発表を行いました。聞きに来られた保護者の方や教職員の前で、発表しました。研究内容は、大学4年生レベルのものなので、先ずは、遺伝子DNAの構造から始まり、ホルモン、受容体、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)の原理、遺伝子導入、電気泳動、サンガー法を用いたDNAの塩基配列の解析の原理などを、分担を決めてチャートで説明していました。
 その後、テーマ①「ホヤの性腺刺激ホルモン受容体のDNAの塩基配列の解析」を行った生徒が、パワーポイントを使って実験結果を発表し、最後に、興味を持っている分野や、将来の夢を語りました。
続いて、テーマ②「ホヤ性腺刺激ホルモンの受容体の特定とその活性の測定」を研究した生徒が発表しました。この内容もかなり高度なものなので、培養細胞への遺伝子導入、受容体にホルモンが結合したとき小胞体からのCaイオン放出、Caイオンの検出法、等を説明した後、研究結果を発表しました。発表後は、質疑応答で、本校の生物の先生から、高度な内容の質問があり、頭が真っ白になった瞬間もあったようですが、お互い助け合って答えていました。難関大学の入試問題に出題されそうな内容を、説明し、答えている生徒達は、実に頼もしく見えました。
このようなすごい研究を高校生でできるなんて、雲雀丘学園の生徒達は幸せだと思いました。
 観客の中に混じって、本学園の事務局長がその様子を嬉しそうに見ておられたのも、印象的でした。