AcademicSummer・研究者体験発表会 No.18
血液を調べる H2D H.T.,J3B F.K.
指導:鳥取大学農学部獣医学科 岡本先生
最後は鳥取大学農学部で動物病院の実習も含めて体験してきた生徒の発表でした。血液を塗沫標本にしてギムザ染色したことや,遠心分離によって血漿を取り出しCRPを測定したこと,麻酔の種類とはたらきを教えていただいたことなどを話してくれました。専門的なことは難しかったようですが,学部生や院生にフォローしてもらって,薬剤が受容体にはたらくしくみまで学んできたようでした。また動物が好きというだけでは選べない,動物の命に関わる進路であることも病院の中で感じ取ってくれたようです。
以上18組の発表をおこないました。指導していただいた大学や研究所の先生方のおかげで,どの生徒も成長を感じることができる内容だったと思います。もちろん実際の研究は数日でできるものではありませんし,そのための基礎的な学力をつける必要もあります。Academic Summerのようなイベントは学校で日々授業を受けていることの意味を考えるきっかけになるかも知れません。ちょうど今,JSTのウインターサイエンスキャンプの募集をおこなっています。興味のある人は検討してみてください。