高1職業人に学ぶ⑤
5 俵本和仁さん(医師(宝塚第一病院))
・今回のお話をお聞きすることによって、医師という仕事はとても大変で、でもやりがいのある仕事であることがよくわかりました。まず、医師になるには長い道のりがあり、途中で挫折する人もいるということです。それより大変だと私が感じたことは、人の生命を預かるという責任ある仕事だということです。患者の治療を選択するのは医師であり、もし、患者や病状と合わない処置をした場合、死に直結するというリスクと常に隣り合わせである。決断力が必要な仕事であるとともに、常に、研究や学びを心懸けていなければならない、大変な仕事であると思いました。しかし、それ以上に、人のためになるやりがいのある仕事だと思い、自分も医師になるために一層、努力しなければならないと思いました。
・医師になるためには、オリンピックを目指す選手が毎日、練習するぐらいの勉強量が必要であるということに驚きました。そして、自分は、まだまだ、それほどの努力をしていないということを思い知りました。また、医師になるためには、医学部に入学できても、大学進学までの猛勉強に比するぐらいの勉強が大学では必要であると聞き、医師になるのは大変であると改めて感じました。私は、以前から医師を志望していたので、中学3年生の時の進路の取り組みで、直接、お医者さんにインタビューしたことがあります。その時も、医師の仕事について聞いたのですが、そこではピンとこなかった話も、今日の俵本先生の話を聞く中で、精神的にも体力的にもつらい医師という仕事を実感できるとともに、その苦労を乗り越えたときの医師という仕事のすばらしさも知ることができ、さらに、自分も医師になりたいという思いを強く持つようになりました。