高1職業人に学ぶ⑫
12 井口光児さん(小学校教員)
・この講義の中で一番心に残った言葉は、“一日として同じ日はない”という言葉です。時間割的に同じだとしても一日一日でいろんなことが起こるし、一日一日を楽しむことが大事なんだと思いました。いろんなタイプの先生の一週間の過ごし方を見せてもらうことで具体的なイメージをつかめた気がしました。
・今まで教えていただいていた先生方もたくさんの辛いことやしんどい仕事を抱えながらあんなにも私たちに気を配ってくれていたんだと考えると、先生という職業に就く人はすごく優しくて忍耐力をもっている人なんだと思いました。先生が“こんなことがあった”と話しているときはすごく素敵な笑顔だったことが印象に残りました。子供たちが、自分が教えたことを吸収して成長していくのはそれほどうれしいことなんだと思い、本当に素敵な職業だなと思いました。
・私は雲雀丘学園小学校卒なので、井口先生のことはよく知っています。社会を担当していただき、厳しくあり温かい先生でした。小学校の時はまだ幼く、先生がどのようにして先生になられたか、毎日の授業でいかに様々なことを考えられていたかなど、深く考えたことはありませんでした。
高校生になり、あらためて先生の裏での気遣いを知り、本当に深く心に響くことがありました。 自分に自信を持ち、失敗を繰り返そうが上を目指そうと、すごく一言一言、いい言葉ばかりでした。ドラマで教師が生徒を思っている様子を見て感じていましたが、改めてすごく身近でそれを感じました。両親や先生、私のすぐ身近にいる人がどこまで時間を割いて子供に「教育」をしてくれているのかを改めて考え直します。