合格体験談 第7弾 頑張っていたのに失敗することはある。それを乗り越えたのは・・・
★ センター失敗経験から見えて来たもの
大阪大学 理学部 生物科 一貫 理系 中入生 女子
私はセンター試験の過去問を十年間分解いた。しかし、本番の点数はその十年間分の中で最低のものだった。センター後一週間、何にも手をつけられず、本気でどこに出願するか悩んだ。第一志望の医学部は受けられる状況ではなく、第二志望校は親の反対にあい、第三志望の阪大理学部も危うい状況だった。だが、二次試験までの約一か月間必死で勉強し、阪大に合格することができた。そんな私の経験をここに記したいと思う。
<センターで失敗した理由>
・ 国公立受験を考えていたので二次試験に重点を置きすぎてしまっていた。そのため、センターの過去問に取りかかるのが遅かった。
・ 過去問を解くことにばかりとらわれて、予想問題を解いていなかった。
・ 旧課程から新課程への移行で新たに範囲に入ってきた分野の学習がおろそかになってしまった。
・ 自分で自分に“センターで失敗したら終わり”と必要以上にプレッシャーをかけてしまい、そのプレッシャーに負けた(モチベーションをうまくコントロールできなかった)
<第一志望をあきらめた理由と心情>
・ 医学部にはいきたいが、浪人したからといって絶対に合格できるわけではない→できるだけ早くやりたい研究を行うためには理学部に今年中に入ったほうがいい。
・ 阪大理学部は医学部と連携しているので研究室によっては医学部の学生さんたちとともに研究を行える→行きたい研究室に行けるように優秀な成績を取ろう。
<センターを受けて私が学んだこと・アドバイス>
・ センターの国語と社会はなるべく早くから取り組まないと実力はつかない。(結果がなかなか出ない)
・ 過去問ももちろん大事だが予想問題を解くことも大事。
・“自分はこれだけやったんだから大丈夫”と思えるだけ勉強して、必要以上にプレッシャーをかけないようにする。
<二次試験で成功できた理由>
・ 自分に自信が持てるまで勉強した→ズボンのお尻の生地がすり減って破れるまで椅子に座り続けた。
・ 過去問だけでなく予想問題にも取り組んだ。
・ 友達と“絶対に合格して将来自分たちの研究や職業について語り合おう”と約束することでモチベーションを高く維持することができた。
<受験を通じてのアドバイス>
・ 十二月までは“ここまでやってきたんだから絶対大丈夫”と思えるまで勉強する。
・ 一月からは健康管理に気をつけて疲れたら寝る。
・ 大学に入れば同じ志を持つ人が全国から集ってくるので、今よりももっと楽しくて充実した生活が送れるようになる。
・ 受験生は高校生であるということを忘れずに、謙虚な態度を持つことが大事。