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2014年02月19日

全校朝礼 ~受け継がれていくもの~

今日は全校朝礼でした。
来年度の生徒会役員の立候補が定員をオーバーすれば演説会を行う予定でしたが、ちょうど立候補人数が定員数にぴったりでしたので、演説会はなくなりました。来年度の生徒会役員も決定し、いよいよ学年末が近づいてきました。

【校長先生のお話】
ただいま冬季オリンピック開催中。連日、選手の素晴らしい活躍が伝えられていますね。さすが、その道のアスリートの方々ですから、その活躍に賞賛するし感動もするのですが、やはり勝負の世界ですから、すべての人が思い通りの結果になるわけではなく、そこにはアクシデントや思いがけない失敗という場面も多くあります。

競技中にロシアの選手がスキー板が折れてしまうというアクシデントに見舞われました。その選手はその段階で競技を棄権せず、なんとか競技を続けようと折れたスキー板でゴールを目指そうとしていましたが、やはりなかなか進むことができません。その状況にカナダチームのコーチが「何とかゴールをしてもらいたい」という気持ちから、自国選手用にストックしていたスキー板をこのロシアチームの選手に差し出しました。おかげでこの選手は最後まで無事ゴールすることができました。この素晴らしいコーチの行動に世界中から賞賛の声が寄せられました。ライバル国である選手を助けるその行為にスポーツマンシップの精神をみたからでしょう。とても良い話ですね。

しかし、このエピソードにはまだ続きがありました。その素晴らしいカナダコーチの奥さんも前回のオリンピック出場選手。そのカナダチームも競技中にストックが折れてしまうアクシデントに見舞われたそうです。かなり順位を落とし、メダル獲得が難しい状況だったところ、ライバル国であったノルウェーチームのコーチが新しいストックを差し出し、銀メダルを獲得することができたという話がありました。

自分が受けたことのある素晴らしい行為をお返しをしたというようなエピソードです。
きっと、今回助けてもらったロシアの選手もまたどこかでお返しができることと思います。

素晴らしい体験が受け継がれていっているんですね。
是非、皆さんもこのような良い体験をたくさんして欲しいと思います。

雲雀丘の冬の風物詩になってきた廊下に設置してある自習机!高校3年生の懸命に試験勉強に取り組んでいる様子は皆さんにも伝わっていることと思います。これも受け継がれていくものの一つだと思います。
しっかりバトンを受け継いでください。

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2014年02月05日

中学朝礼 ~物の見方~

今日は寒くなりました。雪がちらつく中の中学朝礼です。
しかし、気持ちはぴしっと引き締まりますね。
眠たい・・・と緩んだ気持ちも、一気にやる気モードになったのではないでしょうか。

【校長先生のお話】
昨日は「立春」いよいよ暦の上では春ということになります。
今日は気温が低いですが、日差しが暖かく、やはり春の訪れを感じますね。

先日、世紀の大発見という嬉しいニュースがありましたね。
将来の再生医療発展において大いに期待できる「STEP細胞」の発見です。
興味を持った人も多いでしょう。

さて、この素晴らしい研究成果の影には、我々の想像を超える努力と忍耐力を必要としたはずです。一部報道されてくる小保方晴子さんの研究への取り組む姿勢などは、私達もしっかりお手本にしたいところですね。

「誰も信じてくれなかったことが何よりも大変だった」
従来の常識を打ち破る大発見は、はじめは酷評され、理解を得られなかったということである。

ひとはどうしても「常識」というものにとらわれてしまう傾向にある。
「当たり前」「そんなことは決まっていることだ」と思った途端、思考は停止してしまう。
多くの人が「常識」だと認識している事象に対して、本当に常識なのだろうか。本当に決まっていることなのだろうか。と疑問を持つことから、新しい物の見方を発見できたりする。物の見方は一通りではないのだ。

校庭の銀杏の木は今は落葉してしまっているね。
銀杏の葉はどうして落葉したのだろうか。

①葉が枯れたからだ。葉が落ちて寒い冬を越したら、新しい葉が出てくるのだ。
②新しい葉が出てくる用意が出来たから古い葉は落ちたのだ。

とりあえず2通りの考え方を示してみましたが、皆さんはどう考えますか?

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