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貸出はされないけれど・・・

 図書室にある本で、貸出しはされないけれど、ふらっと手が伸びるのが絵本。
授業で教材として利用されることもありますが、通りがかりに手に取りぱらぱらとめくっている姿がよく見られます。
 子どもの頃に読んで懐かしいもの、初めて見るもの。勉強の合間の息抜きに。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ/くさはよしみ編 (汐文社)
 2012年にブラジルで開かれたリオ会議(環境の未来を決める会議)で、南米・ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領の行ったスピーチをまとめたもの。
 彼は給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領の公邸には住まず、町からはなれた農場で花や野菜を作り暮らしています。運転手つきの立派な車ではなく古びた愛車を自分で運転して仕事に向かいます。世界でいちばん貧しいけれど、ウルグアイの人びとから愛された大統領のスピーチとは?

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ぼくのニセモノをつくるには/ヨシタケシンスケ (ブロンズ新社)
 宿題、部屋の掃除、家の手伝い、やりたくないことだらけでゲンナリしているけんたくんが、ある日思いついた。「ぼくのニセモノを作ればいい!」 早速、おてつだいロボを買います。完璧なニセモノになるために、ロボはけんたくんのことをあれこれ知りたがります。
 「自分らしさって?」「できる事って?できない事って?」
 「人からどう思われてる?」
 ロボのする質問に答えてみてください。実は自分はどんな人間か客観的に観察でき、自己分析出来るかも。
 さて、ロボは完璧なニセモノになれ、けんたくんはゲンナリをぬけだせたのか?