看護系志望者から
毎年、この時期になると「看護系を受験するんですけど、どんな本を読んでおけばいいですか?」という相談を受けます。面接や小論文対策として志望する分野の本を読むのは大事。
特に看護学科を志望する人たちからの相談が多いので、医学(医師や看護師、助産師など)に関連する本を一部集めて展示しました。
生命倫理、終末期医療、災害時医療、地域医療、臓器移植や法医学などその対象は様々です。
少し専門的な新書から、その職業に就くためのガイド本「なるにはBOOKS」シリーズ、研修医や看護師さんのエッセイなどもあるので、進路に迷っている人やちょっと興味のある人も手に取ってみてください。
医学生や医療の現場が舞台となった小説も一緒に並べてみました。
ご飯が食べられなくなったらどうしますか?/花戸貴司(農文協)
この本のタイトルは、「終末期をどのように過ごしたいですか?」という問いです。包括ケア先進地域である滋賀県・東近江市・永源寺地域での訪問医療を行う花戸医師が、安心して生き死ねる社会の在り様を綴っています。
患者さまは外国人/山本るみ・世鳥アスカ(メディアハウス)
外国で急病や怪我のため自力で移動できない患者を希望の場所まで送り届ける仕事「エスコート・ナース」をしながら、東京・六本木「インターナショナル・クリニック」の看護師としても働いてきた山本さん。理由あって生涯「無国籍」だったドクター・アクセノフが院長を務めていたこの不思議なクリニックで起こった様々な出来事を描いたコミックエッセイ。