冬休みの開室カレンダー
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少し前から、一部の高3生男子の間で、折り紙が空前のブームになっていたようです。図書室にあるだけでは物足りなくなって、リクエストも受けました。
作品は教室に飾ってあるというので、本と一緒に展示するから持ってきてよと言っていたものが届きました(教室ではそろそろ撤収命令が出た模様)
早速あるものでなんとか、繋げ、ぶら下げモビールを作り、カウンター上にぶら下げてみました。ちょうどヒーターからの風を受けて、いい具合に漂っています。図書室へ来たら見上げてみてね。
リアル折り紙~1枚の紙からつくる驚きのアート/福井久男(河出書房新社)のシリーズ「水の中を泳ぐ生き物編」「陸を歩く生き物編」「空を飛ぶ生き物編」
漂っているのは、ごく一部です。 冬休みにコタツで折り紙、いかがですか?
受験勉強の合間に、次々と織り上げていた人たち。集中力アップ、リフレッシュ、ストレス発散どんな折り紙効果があったのかなあ?
イエイ イエイ
イッパイヨメル
只今、冬休みの長期貸出中です
返却期限 1月12日 (木)
貸出冊数 8 冊
* 期間中は貸出返却が何度でもできます。
本日、ひばりの図書室12月号を配布しました。
冬休みの開室スケジュール、冬休み長期貸出、読書通帳の利子プレゼントのお知らせなど掲載しています。
新刊紹介では、昭和から平成の学習塾業界を舞台に、教育に情熱をかけた一家の姿を3代に渡って描いた「みかづき/森絵都」
哲学の偉人達が現代的な姿(カリスマ読者モデルや喫茶店の頑固マスター)になって現れ、女子高生に哲学とは何か?を説いていく「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のことを教えてくれた/原田まりる」 等ピックアップしています。
先週末、ストックホルムでノーベル賞の授賞式が行われ、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典さん(東京工業大学)も出席されました。
そんな大隅さんが科学者を志す原点にもなったと言われる本が話題です。電磁気学で知られるイギリスの科学者マイケル・ファラデーの ロウソクの科学 です。
この本は多くの出版社から発行されています。写真は岩波書店のもの。
これは、1861年の年末・年始に行われた、少年少女のためのクリスマス講演(全6回)の講義録。深い知性と科学への愛情に溢れるファラデーの講演は、当時、貴族から一般市民までを魅了したそうです。
沈没船から引き上げられた海水びたしのロウソクに火を付けて見せたり、蜜蝋のロウソク、そして日本の和ろうそくまで、実物を見せながら化学と物理の本質的なプロセスを実験し解説。ただあくまでも対象は少年少女ですから、楽しく易しく丁寧に語っている様子がうかがえます。
そしてこれは、160年あまり前の講演。写真を撮ったり、電気をつけたり、という現在では日常的な事が、当時の子どもたちには「話には聞いていたけれど、経験したことがない」ことばかり。それを実際に体験できるって、どんなに興奮したでしょう。
後にこの本は、世界各国の初等・中等理科教育の教材の役割を果たします。
ただ、科学技術が進歩した現在、その役割は科学知識のソースとしてではなく、科学的精神とは何かを子ども達に伝える役割へと変化しています。
この本を何度も繰り返し読んだという大隅さんは
「人がやっていないことをやる方が楽しい」「チャレンジするのが科学的な精神」「疑問をもつことを、いつでも忘れないで欲しいと」語っていました。
久しぶりのこのコーナーに本日登場してくれるのは、高2G組の担任、国語科の河田慈先生です。毎回様々なジャンルの本をかりていかれる河田先生。
今回は、こんな本を読んだ。
蜜蜂と遠雷/恩田陸 (幻冬舎)
本の分厚さにたじろぐかも知れません。
ピアノ世界大会の予選から決勝までが順に語られます。
始まりのホフマン師の「彼は恩寵か劇薬か?」という言葉からサスペンス的期待に引っ張られて読み進むうちに、音に癒され心踊らされ楽しくなり、音の持つ魅力に浸されていきます。文字だけの世界で!!不思議に静謐な感情にも。
日頃、臆病に慎重に閉ざしがちになっているかも知れない感性・感覚を思い切り羽ばたかせることが出来、私たちの周りは音楽と様々な人の気持ちに支えられていることに気付かされます。
快感です。
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一気読みの読了ホヤホヤで返却に来られた河田先生からは「めっちゃ良かった!」感が溢れていました。
その後、学級通信でこの本について一言(ホントに一言)発信され、それをみて早速かりに来た人もいて、では一言とは言わずもう少し・・・とお願いして登場してもらいました。
今年6月、理化学研究所の研究グループが合成に成功した原子番号113番の新元素の名称が「ニホニウム」に決定しました。元素記号も提案通りの「Nh」
今後発行される理科や化学の教科書の周期表などに「ニホニウム」の名前が掲載されます。日本発、アジア初です。
化学は苦手~、な人にもちょっと近寄りやすい1冊。
マンガで覚える元素周期/元素周期研究会 (誠文堂新光社)
元素周期表をマンションに置き換えて、元素を住人としてキャラクターに仕立てて紹介。その暮らしぶりを伝えることで、苦手な人にも親しみやすいかも?
例えば、管理人さんのコメントがこちら。
「あの人が通った後は黒くなっているからすぐわかるのよね」(6号室・炭素くん)
「いつもクール。最近は冷やし系で人気があるわ」(7号室・窒素くん)」
「ボーっとしていて怠け者だけど、それが役に立つのよ」(18号室・アルゴンくん)