第156回直木賞が決定
第156回直木賞が決定しました。前回、ちょこっとふれた恩田陸さんの蜜蜂と遠雷です。では、あらためて。
「ここを制した者は世界最高峰の国際ピアノコンクールで優勝する」
そんなジンクスがある芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、演奏者だけでなく、彼らを取りまく調律師や審査員、など、様々な人たちの交差する思いや生き方が描かれた群像劇。
天才少女と言われながらも母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなった20歳の亜夜。年齢制限ギリギリの音大卒のサラリーマン・28歳の明石。
名門音楽院在籍で優勝候補の19歳のマサル。 そして異色なのが、養蜂家の父と共に各地を転々とし、特別な音楽教育を受けたこともなくピアノさえ持っていない16歳の塵(じん)。彼らを始めとした、多くの若者たちが、ライバルだけでなく、自分との闘いを繰り広げます。
様々な曲目、息をのむ審査発表、歓喜、落胆。第1次から3次予選、そして本選と勝ち抜き、優勝を手にするのは?音楽の神さまに愛されているのは一体誰れ?
こんな本を読んだ は、こちら。