今夜は皆既月食
今夜は日本全国で皆既月食が見られます。しかも部分食の始めから終わりまでを見ることのできる好条件。月は真っ暗になって見えなくなるのではなく、赤銅色になります。
皆既月食のピークは22時半頃だそうです、寒さ対策をして赤銅色の月を見上げてみてください。詳細時間は国立天文台HPなどで。
同じ見上げるのでも、今、人類初の規模で見上げているのが電波望遠鏡「アルマ(ALMA)」です。
スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち/山根一眞(日経BPマーケティング)
太陽系はどうやって生まれたのか、地球以外の場所にも生命は存在するのか、人類が長年抱いているそんな疑問に挑む最前線にあるのがアルマです。
南米チリのアンデス山脈アタカマ砂漠、酸素も希薄で人が住めないような海抜5000mの高地、まるで火星のような場所に並ぶ66台のアンテナで日本を含む22の国と地域が協力して科学観測を行っていてます。圧倒的なのはその性能、なんと「視力6000」!に相当するとか。300キロ先の1円玉が見えるくらい。
この本では、30年にわたるアルマの開発と建設の国際共同プロジェクトを追います。日本からは天文学者だけでなく、日本のものづくりの底力と日本人の努力の大きさを伝える製造技術者も一緒に挑みます。
本体のパラボラアンテナが作られたのは高砂市の工場。台風などのアクシデントに見舞われながらも神戸港から南米・チリまで運ばれました。そんなアルマの全貌と宇宙の果てを探る壮大なミッションを解説した1冊。
アルマ望遠鏡の施設には高感度・高画質のライブカメラが設置されていて、 昼夜を問わず活動を続けるアルマ望遠鏡の様子を見ることが出来ます。
→ 「国立天文台「アルマ望遠鏡」サイト
とても感度が高いので夜空に浮かぶ星や天の川も見ることができ、 今夜のような月夜には月光に照らされた風景も楽しめるそうです。(あ、チリとの時差、12時間ほどあります)
気になるのはお天気。昨日の帰り道にはまん丸い月がきれいに見えていました。今夜はどうでしょう?