火星、大接近
今年は火星が地球に大接近の年。明日31日にそのピークを迎えます。
火星も地球も太陽の周りをまわっていますが、地球の速さは火星の早さの倍ほど、約2年2か月ごとに地球は周回遅れの火星に追いつき追い越します。
明日はちょうど火星に追いつき横並びになる状態。火星も地球も楕円軌道なので、近くで追い越す時もあれば、遠くで追い越すこともあるそうで、今年はすごい距離まで近寄り追い越す『大接近』の年です。
31日真夜中の南の空、地面の色である錆色に、どの星よりも明るく赤く輝くそうです。ただ、現在火星の天気が砂嵐(!)だそうで、そのせいで地面の様子が見にくいとか。それでも昨夜、満月に近い月の近くに赤っぽい明るい火星が肉眼でも見ることが出来ましたよ。
住んでみたい宇宙の話/竹内薫 (キノブックス)
地球と環境が似ていることから、人類が移住する計画もある火星。実際住むならどうすればいい?高い山に深い谷、石だらけの土地を移動するには一家1台自家用ヘリコプター。あちこちでヒマラヤ山脈級の巨大つむじ風が発生し命に関わるので「砂嵐予報」も必須。宇宙に住むためのまじめな解説。
火星の人/アンディ・ウィアー(早川書房)
3回目を迎えた有人火星探査が猛烈な砂嵐により中止、地球へ帰ることに。しかし火星を離脱する寸前、アクシデントが起こりクルーの1人・マークが砂嵐の中に投げ出されてしまいます。
奇跡的に命は助かったものの、たった1人で不毛の惑星で生き延びるため、限られた物資と自らの知識で奮闘する(車を改良したり、ジャガイモを育てる!) マークの姿を描いたSF小説。