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中間考査を終えて②

 週末に持って帰ってきた答案どうなっていますか?クラスによって返却された科目や枚数には差がありますので、今週よりも来週の土日の過ごし方が大切になろうかと思います。中間考査のような定期考査は、日頃の学習状況がもっとも反映される教材です。充分に活用していただきたいと考えています。30日の学年懇談会ではその話をさせていただく予定です。

 さて、答案を見てお子さまに何を話せばいいのでしょうか。点数と平均点ですか?でしたら、懇談会でお渡しする成績票をご覧になれば済みますよ。科目毎にお子さまの点数、平均点、度数分布表をまとめてお渡しします。何より点数の良い悪いは最初に答案を見たお子さま自身がよく分かっています。

 「85点、よく頑張ったね」という一言はお子さまにとってうれしい言葉でしょう。やる気を起こさせる効果はありますが、85点から90点にできるかどうかはわかりません。ほめ言葉ではあってもアドバイスでは無いからです。ほめれば伸びると言う人もいるようですが、中高生の感性は敏感です。ほめ言葉を並べているだけでは簡単にその薄っぺらさを見抜かれてしまいます。
 「45点、悪いね。どうするの、最初のテストでこんな点数取って。」と言われることが分かっているのに答案を見せにくるでしょうか。悪いことは分かっているのに、悪いことを責められるだけならば、言われるまで答案を隠すのは心情として理解できます。素直に答案を見せるのは、まだ幼さを残しているお子さまでしょう。「次、頑張れ」も応援であって、何を頑張れば良いのか具体性に欠けます。

 点数が良かったにせよ、悪かったにせよ、お子さまが大人から聞きたいのは「どうすればもっと良い点が取れるか」ということです。テストの点数ですべてを判断するわけではありません。でも、点数は悪いよりも良いほうがいいという価値観は共通しています。答案を一緒に見ないとできない内容の話をしていただく必要があるのです。

 次回は、どこを見て何を話すかを具体的に書きたいと思います。