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夏休みに向けて①

 七夕も過ぎて、いよいよ授業もあと1週間で夏休みという時期になりました。4月の入学式から3ヶ月、中学校生活に慣れることを第一に忙しい日々を過ごしてきたお子さまたちには待ち遠しい長期休暇だと思います。同時に親御さんにとっては毎日をどう過ごさせるか、頭の痛い時期でもあります。これが正解というものはありませんが、注意していただきたいポイントをいくつかあげておきたいと思います。

 まず、学習面です。4月から学力の強化を意識的におこなってきましたから、お子さまには夏休みという言葉に例年以上の開放感があるようです。しかも各教科から課されている宿題は必ずしも多くありません。与えられた宿題だけをするのであれば、それほど机に向かわなくとも仕上がってしまうことでしょう。

 ではなぜ、山のような宿題を出さないのか。理由は簡単です。4月からの3ヶ月間の授業を充分に消化しているお子さまもいますが、一方で理解が不十分でしっかりと復習に時間をかけて欲しいお子さまもいます。理解度に大きな差が生じているのに一律の宿題を課しても、効果は上がらないと判断したからです。また、予習・復習に追われている時期にはできなかったことをして欲しいとも考えていることも1つの理由です。

 どうすればいいのか。共通部分である夏休みの宿題については7月末までに仕上げさせて欲しいと思います。学校がある時期と同じ時間に起こしていただき、午前中は学習時間に当てさせてください。ラジオ講座は生活リズムを保つためにも効果的です。午前中のすべてを学習に当てると長そうに聞こえるかもしれませんが、時間的には4時間程度です。登校しているときには6時間の授業を受け、2時間程度の学習をしていることを考えると、半分以下となります。7月末まで半月程度ですから、60時間の学習で夏休みの宿題を終えるように計画を立てさせてください。「時間を限って課題をこなす。」 これが1つ目のポイントです。

 次回は「午後の過ごし方」について書こうと思います。