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皆既月食を観察しませんか

 8月28日(火)の夕刻、西日本では3年ぶりに皆既月食が見られます。
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国立天文台の解説
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070828/index.html

 月食(本影食)は、17時51分に始まります。しかしこの時刻には月が地平線の下にあり見られません。したがって月は、月食が始まった状態(月が欠けた状態)で地平線から昇ってきます。月が本影の中にすっぽりと入り込んでしまう皆既食は18時52分に始まります。皆既食はこのあと、約1時間半続きます。食の最大(月が本影の最も中側に入り込むこと)は19時37分です。そして再び本影の縁に月が差しかかり、皆既食が終わるのは20時23分となります。ここからは約1時間部分食が続き、21時24分に月食が終わります。

 月の出は大阪で18時28分,神戸で18時30分ですから、残念ながら学校で観察することはできません。家に帰ってから(あるいは下校途中に)見てもらうことになります。ただ、流星群のときのようにずっと夜空を見上げておく必要はないので、簡単に見ることができると思います。

 月食は肉眼でも十分観察できる天文現象です。東の空から昇ってくる月を肉眼で探してみましょう。すでに月食が始まっていて、欠けているように見えることでしょう。早い時間帯から観察するには、東~南東方向がよく開けていて地平線近くまで見える場所がおすすめです。皆既中は、月がどのような色に染まるのか、ぜひその目で観察してください。スケッチ用紙を用意しましたから、欲しい人は職員室まで取りにきてください。

 また、ペルセウス座流星群のときと同じように、国立天文台ではキャンペーンをおこなっています。月食の色の報告ページも用意されましたから、参加してみてはいかがでしょうか。
PC用:http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070828/form1.html
携帯用:http://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20070828/index.html
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