教養講座(理科) 御堂筋ハイキング(後半)
現在の大阪大学の源流の一つとなった「適塾」を見学しました。「緒方洪庵」が開いたこの私塾からは「大村益次郎」「橋本左内」「福澤諭吉」など江戸時代の終わりから明治時代にかけて活躍した錚々たる人材が輩出しました。生徒が見ているのはオランダ語を勉強するのに使っていた「ヅーフ辞書」です。
「適塾」を後にして、「懐徳堂」跡に立つ碑をながめ、さらに南下します。もっとも「適塾」のそばに立つ「愛珠幼稚園」のほうが印象深いようでした。冠木門(かぶきもん)も重々しいこの建物が「船場のいとはん」の通う幼稚園とは思わないでしょうね。
瀟洒な建物の「八木通商」も、曲線が美しい「大阪ガスビル」も年齢が上がれば良さがわかってもらえるでしょう。御堂筋から四つ橋筋へと西へ移動し、「靱公園」を目指します。
「大阪科学技術館」でワークシート3枚をもって見学してもらいました。ゲームなどもあってかなり楽しんだようです。ワークシートの答えを間違えて、展示場へ戻された人がいたようですが、ご愛敬でしょう。1時間以上、ここで過ごしました。
このあと、中之島まで戻り、「大阪市立科学館」で解散しました。お疲れ様でした。