まちがったっていいじゃないか
京都大学名誉教授の森毅さんが書かれた「まちがったっていいじゃないか」を紹介します。
人生論に触れた本ですが、説教臭さは感じさせませんので、ちょっと反抗期のお子さまたちにもあまり抵抗なく読み進めるのではないでしょうか。1981年に出された本ですが、30年近く前には大人が中学生に対してもっと寛容だったのかもしれません。今は中学生に対して、失敗を許さない風潮があるように思います。中学生なんだから、失敗してもやり直せばいいのですよね。そんなことを大人の私たちにも考えさせてくれる作品です。
「人間、ドジだってかまわない。ニブイのも才能だ。誤りを恐れず、お互いに迷惑をかけあいながら、ジグザグ進んで行こう。まちがったら、やり直せばよいのだ。そもそも世の中には、正しいか誤っているか、結論のくだせないことの方が多いのだから」という文章にホッとするお子さまもいるのではないでしょうか。
秋の読書記録提出は12月2日(火),中間考査初日の朝礼時です。課題は出ているし、試験の準備もあるし、計画性なくここまで過ごしてきたお子さまには大変忙しい週末となりましたね。A.M.