選特生物 授業の補足 1
Albert Claude 1974年ノーベル生理学・医学賞受賞
土曜日の授業では、「細胞分画法 Cell fractionation」 について説明しました。この方法は、1930年にアルバート・クラウデによって考案されました。細胞膜が壊れて内容物が溶出するように細胞を破砕し、ろ過して細胞膜を取り除き、質量によって分画されるように遠心分離に供するというものです。クラウデは遠心で得られた液を特定の質量ごとの分画に分け、特定の分画が特定の細胞小器官を含んでいることを発見しました。細胞の構造と機能に関する発見によって、1974年にクリスチャン・ド・デューブらと共にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。