メタセコイア
メタセコイア(学名:Metasequoia glyptostroboides)はスギ科メタセコイア属の針葉樹で、シンボルツリーとも言える存在です。高校新校舎建設にともなう移植で、枝を切り落としてしまったため、丸太のような姿になってしまっていますが、本来は天を突くような堂々とした立派な樹です。いずれは元の姿に戻って、校是である「高志」を連想させるようになってくれると期待しています。
さて、メタセコイアについても勉強しておいてください。1939年に日本で常緑種のセコイアに似た落葉種の植物遺体(化石の一種)が発見されました。発見者の三木茂博士により『メタセコイア』と命名され、1941年に学会へ発表されました。当初、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていましたが、1945年に中国四川省に現存することが確認されたことから「生きている化石」とよばれるようになりました。その後、日本各地に植えられるようになりましたが、三木博士が直々に植えられたのが本学のメタセコイアだそうです。