高校生として意識しておいて欲しいこと②
B組 E.K.さん(英語科)
私は高校1年生のときに、自分の進路の大枠となるものが出来上がりました。高1の夏休みを利用して、カナダでホームステイを経験したのです。この経験は私にとって非常に刺激的で、自らの世界が何倍にも広がったようでした。この経験を通して、私の中に「海外とつながりたい」という想いが確固たる物となりました。そして、元々興味のあった「教育」と「海外」を合わせる形で、私は現在の進路を決定しました。
高1では、勉強も部活も熱心に取り組むべきだと思います。しかし私は、それ以外にも何か自分が興味を持っていることに取り組むことをお勧めします。「取り組む」と言っても、何か大きなことをしなければいけないという事ではありません。どんな小さなことでも、些細なことでもかまわないので、何かやってみるのです。まだ何がやりたいのか分からないという人も、自分は一体何に興味があるのか探る意味で、色んなことを経験してみてください。もちろん、興味のあることが学校に関連しているのであれば、それに一所懸命取り組むべきです。そして、興味のあることが見つかったら、それに関連することに挑戦してみてください。学校外の世界を覗くと、そこには自らが知らなかった広大な世界が広がっています。いつもの生活から一歩外に出ると、自らの視野が大きく広がる経験ができるはずです。その広い世界で見つけたものに自分が近づくため自分には今何が必要か、それを考えたとき、学校で学ぶ意味も見えてくるはずです。
私の場合、その方法が「海外へ行く」ことであり、そこから自分がどうしたいのか、自分に何が必要なのかを見出すことができました。しかし、この方法は何だって構わないのです。高校1年生は、まだ受験勉強に追われることもなく自由になる時間が比較的たくさんあります。この時間を目一杯有意義に使ってください。自分の進路や将来の夢に一歩でも近づくため、いろいろなことを経験してください。きっと何か見つかるはずです。