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教育実習生からのメッセージ⑪

 今年はA組からE組までに5名の教育実習生が来て、3週間を過ごしました。教職を目指す彼らのうちの何人かは教壇に立つことになると思います。そのとき原点となるのは、この教育実習ではないでしょうか。そんな彼らが残してくれたメッセージを紹介します。今日はA組に配当されていた西上さん(国語科)です。

 学生という大人に依存した日々を送っていた私が人を教えるという責任ある立場に立たせていただき、社会人として生きること、教壇に立つことの厳しさ、難しさを実感する3週間でした。皆さんが私の下手な授業も我慢して静かに聞き、教室や廊下で声をかけてくれたことも大きな励みになりました。授業やホームルームで接してみて、高一の皆さんのよさは何といっても“素直さ”だと思いました。
 皆さんはこれから自らの進むべき道をいろいろと模索することになるでしょう。「まだまだ高一だ」と思っていても時間は足の速い人で待ってくれません。今やること、今しか出来ないことを見極め、全力投球して下さい。自分の道は最終的には自身で決める方が後悔しないとは思いますが、先生や親、友達など周りにいる人達の意見にも耳を傾ける柔軟な姿勢も必要です。どうか夢を実現させるために頑張って下さい。陰ながらエールを送っています。私は来週から学校に戻りますが、この貴重な体験をバネに教師になることを目指して努力したいと思います。3週間どうもありがとうございました。