教育実習生からのメッセージ⑫
2日目はB組に配当されていた高馬さん(英語科)からです。
進路を考えるに当たって一番大切なことは、自分がしたいことをどこでならできるかをしっかりと見極めることだと思います。私は、日本国内にいながらにして海外のことを学べ、海外とつながりの持てるところをということで、今私が通っている大学を選びました。進路という言葉を聞くと、みな「大学」をイメージしてしまいがちだと思います。けれども、自分がしたいことがないのに無理に大学に進学することはないと思います。大学は一つの通過点でしかありません。学校を卒業して自立しようとしたとき、そのとき自分はどうしていたいか、何をしたいか。それを考えたとき、そこへの近道となる進路を選ぶべきだと私は思います。大学という小さな視野で物事を考えず、自分がどういった人生を作っていきたいか、それを考えた上で、大学へ進学するのか、他の道を選ぶのかを考えるといいのではないかと私は思います。もちろん、今の時点で自分がどういった人生を歩みたいかなんて考えられないと思う人もいると思います。漠然とでもいいのです。一流企業で働きたいのか、自分の腕で食べていきたいのか、田舎でのんびり暮らしたいのか、そのくらいの規模でもいいので、一度考えてみてください。
教育実習にきてみなさんと接して私が感じたことは、みなさんが目の前の勉強にばかり目を向けていることです。もちろん勉強することは大切です。しかし、勉強は何のためにするのでしょうか。その意味を確認するためにも、自分はどういった人生を送りたいのかを一度考えてみてください。自分の人生プランから職業、学校、この一年、日々といったように大きな範囲から小さな範囲へ考える範囲を狭めていくと、自ずと今何をしなくてはならないのかが見えてくるはずです。一日一日を無駄にしないよう、日々精進してください。