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選特化学 講習の補足 3

 4日目は「化学反応式の作り方」を扱いました。目算法や未定係数法については、改めて説明する必要もないでしょう。化学反応の理論をまだ習っていない高校1年生にはそれしか方法がないのが辛いところです。理論化学を学ぶことで丸暗記しなくてもいいのですから、少しでも何とかしたいでしょうね。

 授業で紹介したのは次の3種類です。(1) 有機化合物の燃焼,(2) 中和反応,(3) 酸化還元反応。最初の燃焼はすぐに理解できたようですが、酸が出す水素イオンと塩基が出す水酸化物イオンから水ができる中和反応,還元剤から酸化剤へ電子を受け渡す酸化還元反応は少し難しかったかもしれません。化学反応式を通じて化学反応を具体的にイメージできるようになれば…と思います。明日は講習最終日。これで終わりにするのではなく、自分で復習するきっかけにして欲しいと考えています。