« 校外学習の行き先は… | メイン | 中学オープンスクールでした »

ノーベル賞発表の季節②

医学生理学賞の候補にはiPS細胞を作成した山中伸弥 京大教授の名前も挙がっていましたが、残念ながら受賞には至らなかったようです。京大にはもう一人、化学賞候補に北側進教授の名前が挙がっていましたが、北海道大学の鈴木章教授ら3名にきまったようです。クロスカップリングとよばれる有機物の合成方法を開発したことが評価されました。

250px-Real_graphene.jpg
物理学賞の受賞者はグラフェンを作り出したAndre Geim博士とKonstantin Novoselov博士に決定しましたね。炭素の同素体として、ダイヤモンドとともにグラファイト(黒鉛)を取り上げましたが、グラフェンはグラファイトの1層分だけでできている極薄の物質です。フラーレンやカーボンナノチューブなどの新素材が注目されていますが、グラフェンも熱や電気の伝導性が高く、さまざまなところに利用されそうです。