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センター試験研究会

 先週末、予備校で行われた進路指導研究会へ参加してきました。テーマは「2012年度大学入試センター試験新方式について」です。2013年度入試を受験する高校1年生の進路にも大きく影響しますから、情報収集は重要です。2015年度以降は新学習指導要領に移行しますが、それも意識したような今回の変更については、これからも目が離せません。

 変更点は大きくまとめると2点になります。1つは地歴1科目,公民1科目から地歴・公民から最大2科目へ選択方式が変わることです。1科目受験なのか2科目受験なのかは10月出願時に登録することになります。これは受験希望科目を申請している現状とは異なり、後日変更ができません。また、公民に「倫理,政治・経済」という科目が新設されます。(従来の「倫理」,「政治・経済」とは別です。)多くの難関大学では、地歴4単位科目(世史B,日史B,地理B)+「倫理,政治・経済」から、文系は2科目,理系は1科目という指定になりそうです。

 もう1つの変更点は理科のグループ制が廃止され、理科6科目から最大2科目へ選択方式が変わることです。事前登録と変更不可は地歴・公民と同じです。理科3科目を課す一部の医学部医学科以外はそれほど混乱しないと思います。

 とはいえ、大学も中堅校を中心に様子見をしているような雰囲気があり、実際の募集では変更することも予想されます。来年度の選択を始めていますので、受験で不利にならないようにすでに生徒には情報を流し始めています。保護者の皆様には11月6日の懇談会でもお話しさせていただく予定です。