« 京都校外学習 | メイン | @交流スペース »

選特生物 授業の補足 8

 授業で伴性遺伝を取り上げましたので、興味のある生徒により掘り下げてもらうために、福岡伸一先生が書いた「できそこないの男たち」という新書を紹介しました。タイトルは過激ですが、内容は、分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る…というものです。光文社から出ています。

 福岡伸一先生の作品は専門的な内容を含んでいますが、文章が上手なので、それを意識させず、高校生にも読みやすいのではないかと思います。講談社現代新書から出ている「生物と無生物のあいだ」やNHKの番組から作られた「生物が生物である理由」などはお勧めかなと思います。