« 修了式について | メイン | 修了式でした »

科学って楽しい

 関西広域バイオメディカルクラスターが中高生を対象に開いたセミナーに参加した生徒からレポートが来ましたので、紹介します。「科学の進歩が医療を変える」というテーマで、幹細胞やワクチン,クローン技術などを解説するものだったようです。科学者が生き生きと自分の専門領域を語るところを見てもらえれば、好きなことを学ぶ楽しさがわかるかなと思っています。

004.jpg 001.jpg
写真は「マイクロマニピュレーターを使って卵子に体細胞の核を移植する疑似体験」のようすです。

三連休の最終日、3月21日に兵庫県神戸市のポートアイランドにある神戸臨床研究情報センター(TRI)にて『科学の進歩が医療を変える』という講演会がありました。様々な種類の医療技術(再生医療・ワクチン開発・クローン技術)で最先端を行く3名の先生と理化学研究所の先生によるミニレクチャーと計4つの話を聞きました。最近よく新聞で見かけるES細胞とiPS細胞の違いや特性、問題点など知っているようで知らなかったこと、またワクチン開発の難しさなどを学びました。中でも面白かったのが、クローン技術の講演でした。世界初のクローン動物「ドリー」やそれに対抗してクローンマウスをつくったことなどをおもしろおかしくお話してくれました。最後にマンモスのクローンが技術的に可能だろうとおっしゃった時には心の奥に熱いもの感じました。━太古の生き物が現代によみがえる。小さい頃夢見た世界が近づいている。━最先端の医療技術に強い関心を抱いた素晴らしい講演でした。M.I.

ちなみに、関西広域バイオメディカルクラスターは理化学研究所,京都大学,大阪大学,神戸大学,国立循環器病センター,医薬基盤研究所などの大学・研究所と、製薬企業・ベンチャー企業が連携したものです。