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選特生物 授業の補足15

 生化学に入りました。タンパク質の性質を理解してもらうために、手順書だけ渡して、各自でしてもらいました。最初は恐る恐る薬品を扱っていましたが、10分もすると、手際よく進めないと終わらないことに気づいたのか、各自がてきぱきと操作するようになりました。

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 取り組んでもらったのは、次の6つの実験です。
① 試料の調製(卵白水溶液とゼラチン溶液を使用しました)
② 窒素と硫黄の検出
③ タンパク質の変性 (左端の試験管はエタノールで変性し白濁)
④ ビュレット反応(左から2番目・3番目の試験管で紫色に呈色)
⑤ キサントプロテイン反応(左から4番目・5番目の試験管。それぞれ黄色と橙色に呈色)
⑥ ニンヒドリン反応(右端の試験管で紫色に呈色)

 実験しているときは色が変わって楽しいんですね。レポートは連休明けの5月6日(金)に提出してもらうことになっています。3つの呈色反応の反応の違いが区別できていたらいいですね。ヒントは芳香族アミノ酸をあまり含まないゼラチンと一般的なタンパク質であるアルブミンの違いです。また、ニンヒドリン反応で紫色が濃くでている試験管はタンパク質ではなく、グリシンを使って実験してもらいました。