大阪大学高大連携講座 Report⑦
「環境と化学物質」という講座を受講しているN.M.さんのレポートです。夏期集中講座を受講する9名の人達も先日、日程が確定したとの連絡がありました。すでに毎週金曜日に受講している人達のレポートを見て、受講を楽しみにしているのではないでしょうか。
今回の基礎セミナーでは「放射性物質に汚染された食品」についてディスカッションしました。福島の原発事故でほうれん草などの食品から放射性物質が検出され、その汚染された食品をどのように考えるのか、国民側と国側の立場に分かれて議論をしました。
放射性物質だけでなく、どの物質にもリスクは存在するそうです。そのことを理解していないから風評被害が起こってしまいます。例えば、コーヒーには発がん作用があります。しかし、このリスクはコーヒーを大量に摂取することで起こることで、普段コーヒーを飲むことだけでガンが生じるわけではありません。同じことが今回の放射性物質で汚染された食品についても考えられると思います。汚染された食品についての考え方は人それぞれだと思うし、私もあまり食べたくないと思っていましたが、今回、話を聞いたことをきっかけに考え直してみようと思いました。
今回のように、大学生や大学院生、講師の人と議論するというのは、普段では体験できないことなので、とても新鮮でした。これからの講義も楽しみです。