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神戸市立博物館・古代ギリシア展

先週の金曜日、神戸市立博物館でやっている特別展「大英博物館 古代ギリシャ展 ―究極の身体、完全なる美―」を見に行きました。面白かったのでご紹介します。
入ってすぐに当時のギリシアのあらましを10分ほどに凝縮した映像が流れていて、ちょうど世界史の中間考査の範囲の復習になります。また、その横にはステージがあり、さらにその横には白いポンポンのようなものと円盤が・・・これは「あなたも円盤投げのポーズをとってみよう」ということで、今回の特別展の目玉でもある「円盤投げ」の彫刻と同じ格好で記念写真を撮れる、というコーナーでした(ポンポンのようなものは白い鬘でした)。一人で見に行ったので私はさすがにしませんでしたが。※追記 授業で私の感想を聞いて、実際に訪れたある女子生徒2人組は円盤投げの格好で記念写真を撮影したそうです。ナイス!!
展示は3階から、最初にギリシア神話オリンポス12神にまつわるパネルがあり、それらの神々にまつわる展示がされています。当時のギリシアの人々の生活と神々が密接な関係で結びついていたことが見てとれます。
授業でも紹介しましたが、ギリシア神話については新潮文庫から「ギリシア神話を知っていますか」という本が出ていて、分かりやすくて読みやすいです。この作者である阿刀田高さんは他にもこのシリーズで「新約聖書」「旧約聖書」「コーラン」「アラビアンナイト」などなど、世界史の授業で習うさまざまな“お話”についての入門書を出されています。私も高校生の時に読みましたが、とても面白く勉強になったことを覚えています。時間があればぜひご一読を。
さて、展示は神々の姿から人々の姿に移ります。オリンピアの祭典のお話は授業でもしましたが、本展覧会ではそのジオラマが作られており、当時の様子が思い浮かばれる志向です。そしていよいよ目玉の「円盤投げ」、これは一体区切られた部屋に置かれており、360度からじっくり鑑賞できるようになっています。鍛え上げられた肉体の美しさもさることながら、今にも投げようとせんばかりの迫力はさすがです。
残念ながら神戸展は次の日曜日で終了ですが、もし興味が湧いた人はぜひ観に行ってください。生徒手帳持参で学生料金(1100円)になります。
あとで見に行きたくなっても、7月から9月は東京、そしてそれ以降はイギリスまで行かなくては見れません。またとない機会ですので、ぜひ。
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