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教育実習生からのメッセージ⑰

 次にD組担当R.N.くんです。

 3週間ありがとうございました。大学や日常生活では経験できないことをさせていただき、とても充実した日々となりました。これから自分がどんなことをしたいのか、少しだけですが以前よりもはっきりしてきました。僕自身、徐々に徐々にですが前進していると実感しています。
皆さんも今からいろいろと進路を考えることになると思います。でも、多くの人が迷っていると思います。それは普通のことです。どれを選択したから正解かはタイムマシーンでもない限り、将来どのようになるかはわからないのですから。
 そこで、僕なりにアドバイスさせていただきたいと思います。皆さんはどのように進路を決めているでしょうか?「学校名や偏差値」「場所」「学部」「部活が強い」などいろいろあると思います。僕なりの進路の考え方としては、「偏差値」「学部」など、あまりこだわらずに自分が将来どのようなことをやっていたら幸せに感じそうか(僕は、人と長く接する仕事をして、サッカーにもかかわれると幸せだと思っています。だから、教職面許を取ることにしました。)を想像してみて、それに近いものを選んでいけばいいと思います。
 もちろん、日本では「学力がいい人と悪い人」ではその環境や状況で有利不利はあります。ただ、勉強だけが目的と考えるのではなくて、自分が幸せになるための方法として勉強をすると捉えてほしいと思います。たとえば、企業なら人間性がどちらも同じぐらい良くて「勉強ができる人」と「できない人」ではどちらの人を選ぼうか迷った時に「勉強ができる人」を取ると思います。しかし「勉強ができるかできないか」だけで選ばれるのではありません。
 たとえば、絵が好きで、絵描きになりたい人が数学・理科・国語・と英語などが東大教授レベルでもその人が描く絵に魅力がなければなれる確率は低いのです。文系と理系でも同じです。たとえば、今は英語ができなくて、理科の点数が良いとします。しかし将来、英語を話す仕事をしたければ進むべき道は理系ではなく文系です。つまり、進路を考えるときは、「自分はどのようなことに幸せを感じて生活をしたいか」を大切に考えなければならないことだと思います。ただ、テストの点だけで、学部や学科を決めたらもったいないと思います。