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ELCAS2011 Report5

 化学を受講しているM.I.さんのレポートの2回目です。DNAを人工的に合成したというのは、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)のプライマーに使用するオリゴヌクレオチドの合成のことだと思います。自動DNA合成機にはホスホロアミダイト法やホスファイト法などの化学合成法にペプチド合成で開発された固相法が採用されています。このようにして合成されるオリゴヌクレオチドとは20塩基対程度の短いヌクレオチドを指します。

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 私は今回、DNAを化学薬品によって人工的に合成しました。生物の体を作り上げる大元となるDNAを人工的に合成するというのは、私の中にまったくない考えだったので、実験内容を聞いたときとても驚きました。実験と言っても機械に薬品をセットし、40分ほど待つ、というだけのものでしたが、その工程の説明を受け、DNAが有機化合物であるということをやっと化学的に理解することができました。次回も今回の続きの実験を行うので、とても楽しみです。