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選特化学 授業の補足27

 反応速度や化学平衡を扱っています。これまでとは違って、覚えたらなんとかなる単元ではないので、少々戸惑っているようですね。先週は電離平衡に入ったところで終わりました。中和の単元では水素イオン濃度を計算するときに酸や塩基の濃度と電離度だけで考えればよかったのですが、水溶液である以上、そんなに単純ではないことに気づいてもらいました。ここでは、場合分けと近似がポイントになります。何より、自分で論理的に考えることを求めようと思っています。

 さて、強酸を希釈していったときの水素イオン濃度は算出できましたか。10^3倍のときは酸が出す水素イオン濃度だけで考えればよいですし、10^9倍のときは水が出す水素イオン濃度だけで考えればよいでしょう。問題は10^6倍のときですね。酸と水のどちらも無視はできませんよ。続きは授業で…