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選特化学 授業の補足30

 溶解平衡に入っています。これまでは溶解度で考えてきた分野ですが,厳密には非電解質・易溶塩・難溶塩の3つに分けて考える必要があります。特に難溶塩のときに使う溶解平衡の平衡定数「溶解度積Ksp」は新しい概念なので,まだ不慣れなようですね。また,溶媒(水)ではなく,何かの溶液に溶かす混合溶液の場合には「共通イオン効果」も考えなくてはなりません。水和物では結晶水の存在も意識しなければならず,煩雑な計算が多い範囲ですが,しっかりと取り組んでほしいと考えています。

 昨年度の神戸大学前期第2問が,難溶塩の溶解度積を扱った問題です。週末に挑戦してみてください。
河合塾 2011年度国公立大二次試験・私立大入試解答速報 神戸大学 前期化学
(pdfファイルが開きます。同サイトに解答や分析も掲載されています。)