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関西大学 高大連携講座レポート1

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 高大連携講座を設定しているのは大阪大学だけではありません。今回は関西大学で教育系の講座を受講しているS.M.さんのレポートを紹介します。「<女の子>・<男の子>は学校でつくられる?-ジェンダーと教育」「<教える>とはどういうことか」「学校の社会的意味」など,いろいろな視点で教育を学んでいるようです。将来、彼女が教壇に立つときにもこの経験は役立つでしょう。

 教育において問題となるのは,授業のIRE構造である。IRE構造とは,teacher's Initiative(教師の発問),pupil's Response(生徒の回答),teacher's Evaluation(教師の評価)のサイクルのことである。元々,教師が求めている答を元に授業が展開されているために,子どもの自由な発想を妨げてしまう可能性があるという悪い面を持つ。大人が当たり前に思っていることは,子どもにとっても当たり前とは限らない。子どもの豊かな想像力をすぐに否定するのではなく,その発想を拡げる努力が必要だ。