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探求の時間 「表現力を磨こう」

2月4日の探求の時間では,「表現力」を高めることを目標に「できるだけ短い作文を書く」ことに取り組みました。「図書館・本・物語・おもしろい・たいくつな・疑う・眠る・借りる・返す」を必ず利用して,できるだけ短い作文をつくります。「できるだけ短い」というのがポイントで,このためには論理的な思考力が要求されてきます。また豊かな「表現力」が必要となります。では,生徒の作品から,優秀なものをいくつか紹介しましょう。
①今日は借りていた本を返すために図書館へ行った。いつもたいくつそうに眠っている友人のジョンは,物語を読みながら「おもしろい!」と独り言を言っていた。そんなジョンに,私は疑いの目を向けた。
②僕はある日たいくつだったので眠ろうとしたら,母に「この本を返しておもしろい物語を図書館で借りてきて!」と言われた。母は疑い深いので,僕が出て行くまでずっと見張っていた。
③眠ったあと,たいくつだったので疑われないように家を出て,図書館に本を返しに行くつもりが,おもしろい本があったので借りてしまった。
 「食べる・遊園地・田舎・うれしい・都会・歩く・読む・大きい・乗る」
①田舎を出て,大きな都会に行くため電車に乗り,その中で本を読んだ。遊園地に着き,うれしく思い,わたあめを食べ歩いた。
②田舎から地図を読みながら電車に乗り,都会の大きな遊園地にきて食べ歩きをしながら遊びうれしかった。
③田舎に都会のような大きな遊園地ができると雑誌で読み,うれしくなり,朝ごはんを食べてから電車に乗って,駅から歩いて遊園地に行った。
少し長いですが,楽しいものを紹介します。
①周りの子達が「おもしろいから借りたい」と口々に言い,図書館では予約がいっぱいになるほど人気の本で「できるだけ早く返してください」とはり紙がされるくらいベストセラーの物語だが,私が読んでみるとたいくつで,とても眠くなり,本当にベストセラーかと疑いたくなるほどつまらない話だった。
②ある日,とある田舎で大きいものを食べるのが大好きな怪獣が目撃された。けれどみんな信じていなかった。翌日,ある青年が本を歩きながら読んでいると,その少年の背後からその怪獣が・・・怪獣はとてもうれしがっている。そうその青年を食べてしまったのだ。それに,それが都会で起こったのだから大騒ぎだ。そのあと,怪獣は遊園地に行きジェットコースターを食べた。もちろんそれに乗っていた人もだ。みんなあわてている。すると怪獣はドォーンと大きな音を立てて倒れた。なぜなら中でジェットコースターが動いていたからだ。これでまた平和になった。