「きっぱりと冬が来た」
― 探求 詩の朗読 ―
「きっぱりと冬が来た」―。
8日の探求の時間に,高村光太郎の『冬が来た』を朗読しました。 今年の11月は暖かく,冬の訪れを感じることはほとんどありませんでした。 しかし,12月に入りようやく寒さも厳しくなり,山からは雪の便りが届くようになりました。 1人で朗読をする人,4,5人で声をそろえて朗読する人。 気持ちのこもった言葉が響きました。
朗読の題材は高村光太郎(1883-1956)の『冬が来た』。 前回の授業では,プロの朗読に耳を澄まし,詩を紙に書きとりました。 その後,グループに分かれ,朗読の分担,「どの言葉にどのような気持ちを込めるのか」を相談しました。 そして,期末考査が終わり,いよいよ本番。
どのグループも冬の厳しい様子,それに立ち向かう「僕」の力強い言葉を自分たちの方法で表現していました。
きっぱりと冬が来た教室の窓からは箒になりつつあるイチョウがのぞいていました。
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちよう)の木も箒(ほうき)になった