【研修旅行】いってらっしゃい
3泊4日の研修旅行が終わった。 この旅行のテーマは、環境、平和、そして民泊。 4日間、盛りだくさんの内容だった。
まず、環境について。 事前学習では美ら海水族館から講師を招き、サメ、深海魚などについて講演をしていただいた。 沖縄では実際に水族館を訪れ、沖縄をはじめ日本近海には多種多様な生物が棲息していることを「本物を見て」知った。 また、シュノーケリングでのぞいた伊江島の海は、これから将来「残すべきもの」に思えた。 最終日に大度浜海岸では、満ち潮の迫るなか、サンゴの植え付けを経験した。
次に、平和について。 到着後すぐに訪れた沖縄県平和祈念公園では、喪服姿で礎の前で手を合わせる人々を見て、「いまだ人の心の中で続く戦争」を感じた。 そのあと、ガマに入り、当時の沖縄の人々の苦しみ辛さについて静かに考えさせられた。 また、琉球大学の近くではバスの車窓から飛行する米軍のオスプレイを目にし、「現在の問題」を目の当たりにした。
最後に2泊の民泊。 「おもてなし」が注目される今、伊江島の民家の方々のおもてなしは最高だった。 「孫のようです」と、おばあが微笑む。 「愛情を込めて叱ってやりました」とも。 わずか2泊であったが、本当の子供、孫のようにもてなしていただいた。 「他人に優しく接する」ーこの当り前のことが人をいかに幸せにするか、生徒たちも感じたことだろう。
研修旅行が終われば、中学3年生は卒業まで一直線。 伊江島をあとにするとき港でかけられた「いってらっしゃい」の言葉。 さて、みんなはどこへ向かうのだろうか。 静かに、そしてしっかりと考え続けていこう。(寿)
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