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もの思ふころ

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「今日も平凡な一日。明日もこんな日であればいいなと思ったりするが、決してそんな日であると決まっているわけでもなく。ただよく分からない未来に思いをはせる今日この頃。今日という一日は、特筆すべきことのない、いつもの、平凡な日であった。」
何と言って良いものやら。これは学級日誌の記事です。日直はだいたい各クラス輪番制。主な仕事は毎時間の黒板消しです。授業に行くと、前の時間の黒板がそのまま残っていて、「日直だれ?」ということもありますが、本当にきれいな黒板だと俄然やる気が湧いてくることも。
 そして日直の仕事の締めくくりが、この学級日誌の記事を書くことです。投げやりでネガティブな記事があるかと思えば、今回引用したような、ちょっと面白いのもあります。担任は書いた生徒の顔を思い浮かべながら読むので、「へぇ、あの子が…」という面白さですね。
 「平凡」を愛おしむこの記事は、若者が書いたものとしては、ちょっと老成し過ぎている感もありますが、自らの生を静かに見つめていると深読みできなくもないような…。入学後2ヶ月を経て、生徒たちは忙しいながらも「日常のリズム」ができあがりつつあるのでしょう。でも一方で、毎日いろいろなことに出会い心を動かし、ときに神経をすり減らすこともあるはず。「明日」が来るのは楽しみであったり、不安であったり…。様々なもの思いを抱え、成長していくのかなと思ったりしています。



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集合時間に遅れないように、余裕をもって動きましょう。安全第一。