『顔』
1995年1月17日、阪神大震災の時。
6000千人以上の多くの命が消えてしまった日です。
私は小学校6年生でした。
私は、運よく家が倒壊することはありませんでしたが、
ライフライン(電気・ガス・水道)が断たれてしまったので、
大阪に単身赴任中の父の家に身を寄せることになりました。
その時、職場で働く父の姿を初めて見ました。
知らない人と話す父。
きちっと仕事着を着こんだ父。
家では見せない笑顔で人と話す父。
小学6年生の私にとって、
それはそれは衝撃的なものでした。
凛とした大人の姿。
今でも目に焼き付いています。
たとえ家族でも、一個の違う人間である以上、
自分の知らない一面を持っているものなのだなぁと、
新鮮な発見ではありながらも、どこか寂しい気分になりました。
しかし、
違う人間だからこそ、
人間を知る中に楽しみがあるのでしょう。
それこそが【学び】なのだと思います。
人と会い、話し、愛したり、時には憎んだりもする。
まだ中学生のみなさんには少し難しいかもしれませんが、
そういう人の営みを中学校で学んでもらえれば、
人生もより楽しめそうな気がしませんか。
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