« AO・推薦入試の資料と連絡【重要】 | メイン | 熱中症にご注意 »

経営者はこんな学生を探している

『文系が20年後も生き残るためのにいますべきこと』(著:岩崎日出俊)より面白い節があったので紹介します。
28308447_1.jpg

 いまではほとんどの知識はスマホやパソコンを使って検索すれば容易に手に入る。iPhoneの「Siri」やアンドロイドの音声認識機能を使えば、あたかも隣に有能な秘書がいるがごとく、たいていの質問には答えてくれる。
 こうした時代に必要なものは、知識よりむしろ「簡単には答えの出ない問題」を分析する力、ロジカルにものごとを突きつめて考えていく能力、そして違った意見を持つ人たちと論理的に対話する力、討論し、説得(ディベート)する力なのである。

 私は仕事柄、産業界・金融界の一線で活躍している経営者と意見を交わすことが多いのだが、そこでよく聞かされるコメントが「最近の若い連中は調べたり情報を取ってきたりするのは早いのだが、それをまとものに考える力、実行する力が弱い」というもの。
 プラスに評価されているのが「調べたり情報を取ってきたりすることの早さ」だけだとするならば、人工知能が発達することで、これらの人たちはいらなくなってしまうかもしれない。

 誤解しないでほしいのだが、私は知識が重要でないといっているわけではない。むしろある程度のベースとなる知識がないと、それを土台とすることは理解できず、次なる知識は修得できない。
<中略>
欧米人と渡り合えるだけの教養を有していないと逆にこちらが馬鹿にされてしまう。夕食やパーティーなどで、輪に入れず黙っている寂しい人になってしまう。
businesswoman_b2_kanagaechu.jpg eee65275.jpg