« IT化の推進による革新 | メイン | 高校全校朝礼(グローバル化~日本を客観的に見る) »

全校朝礼における校長講話

IMG.jpg

  本校では、行事や試験中を除き、毎週水曜日に全校朝礼を実施しています。これまで高校校舎の新設に伴い、仮校舎が建設されるまでは中学1年から高校3年まで全校生を対象にグランドで実施していました。通常は対外表彰の後、校長の話をしていましたが、これだけの年齢差があると、内容が中学生にとっては難し過ぎ、逆に高校生については易し過ぎるということが出てきます。そのため、どうしても表面的な話になりがちでした。その後、グランドが使えなくなったことにより、体育館や講堂において中学と高校別に全校朝礼を行なうことになりましたが、思わぬメリットもありました。その最大のものは、それぞれ話の内容を変えて話ができるようになったことです。今は校長として生徒達に直接話しする機会はあまりないので、この時間を大切にしていきたいと思っています。
  本校では生徒達に〝将来社会で役立つ力〟を身につけさせようとしていますが、そのためには教職員自身が社会のトレンドや政治・経済の実態、企業動向といったことをつかんだ上で、生徒達にそれぞれの教科における学力向上をはかっていくことが必要です。しかし、毎日教科指導や生活指導、進路指導に忙殺され、なかなか世の中の変化について情報を入手するという時間的な余裕がないというのが実情です。
  従って、全校朝礼ではできるだけ社会の動きと学校の授業を結びつけるような話題を提供していきたいと考えています。多くの切り口がありますが、今後は中学生に対しては「環境」というテーマで、高校生については「グローバル化」というテーマで話していきたいと思っています。どれ位のことを伝えられるか分かりませんが、生徒達が何かをつかんで、自分の将来について考えるきっかけにして欲しいものです。