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兵庫県私学養護教員研修会の開催

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  12月1日(木)午後、兵庫県私学養護教員研究会主催の研修会が開催され出席しました。
  兵庫県の私学においては各種の研究会を設けそれぞれの活動を行なっており、各学校の校長が分担して会長にあたることになっています。私も雲雀丘学園の中・高校の校長に就任と同時にこの研究会の会長に就任していますが、年何回かの研修会にも業務の都合がつかず欠席することが多く、養護教員の皆さんとは本当に久しぶりの顔合わせになりました。
  今回の研修会の講師は、青山伸郎氏です。同氏は神戸大学医学部を卒業後、同大学消化器内科准教授を経て、2007年5月に青山内科クリニックを開院され、胃大腸内視鏡、炎症性腸疾患、ピロリ菌と専門領域に特化した治療を行っておられます。同クリニックでは,高い専門性とともに、希望通りの鎮静による苦痛のない内視鏡検査、メール予約システムなどのきめ細かい配慮などを重視されています。今では、受診希望者が後を絶たない状況であり、胃・大腸合わせて年間3000件以上をすべて自らの手で扱い、開院後2010年末までで、すでに1万件を超えるそうです。「身体的苦痛回避」、「時間的負担軽減」、「情報公開」・・・「自分が受けたい医療を患者さまに提供すること」という先生のお考え、先生の根底を流れるポリシーが、多くの患者さんから支持されているのだと実感いたしました。
  本日は、県内中・高校を中心とする部会ですので、子どもたちにも増えている「過敏性腸症候群」についての最新医療状況を、わかりやすく教えていただきました。「過敏性腸症候群」とは、器質的腸疾患がないにも関わらず、下痢や便秘などの便通異常と腹部症状が続き、多くの場合日常生活にも影響を及ぼすものです。その原因は精神的、肉体的なストレスや環境などさまざま考えられます。対処法としては、食事や日常生活の改善、さらに症状のセルフコントロールが治療の基本となりますが、良い薬も開発されており、専門医に相談し、適切な投薬を行うことが非常に大切だということです。また、器質的疾患がみられない場合、特に治療らしい治療を受けないで、そのまま不快な状況を強いられている生徒も多いのではないかということでした。
  今回の研修を通して「過敏性腸症候群」だけに限らず、学校現場でも病気・健康に対する関心・意識・知識を高めるとともに、各学校・養護教諭を中心に、適切なアドバイスのもと医療機関へつなげていく体制づくりの必要性を感じました。