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つながる授業                第73号

2学期中間考査も3日目、登校時はテキスト見ながら、放課後は先生への質問、図書室や自習スペースでの自習と頑張っている姿を見かけます。先生方も遅くまで残って採点をされています。すっかりテストモードです。

外部の方とつながる授業を2つ紹介します。
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中学3年生の社会科「まちづくりを考える」です。宝塚市職員の方に協力を仰ぎ、地元の地域に関する現状を把握したうえで、よりよい街づくりについて、生徒自ら問題提起するという授業です。社会科というと暗記という側面で語られますが、この授業では公民で学んだ地方自治を実際の行政の方から学び、課題を解決しようとするものです。課題解決型授業(PBL)とよばれる手法です。
クラスごとに財政、観光、都市計画、交通の4つのテーマをゲストティーチャーの職員の方から学び、グループ討論を経て、問題点や提案を発表していこうとするものです。11月の発表に向けて自ら学ぶ姿勢を見ることができました。
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高校2年生の家庭基礎「命の教育~赤ちゃん学校へ行こう」です。乳幼児のお父さん、お母さんに来校していただき、高校2年生と抱っこ体験やふれあい遊びなどをして交流します。生徒にとっては妊娠・出産・子育ての様子や苦労、親の思いを知ることができます。 「命の尊さ」を伝えていただいています。自分たちもこんなに大切にされてきたんだと改めて親の思いを感じる生徒もいます。来校のお父さん、お母さんには10年後のわが子の姿を思い浮べていただいてもいるようです。今回のお母さんにも卒業生が赤ちゃん連れて来校していただきました。この後、学園幼稚園にお世話になり「幼稚園実習」へと出かけていきます。
このように教科書や学校内だけで学びを完結させるのではなく、外部の多くの方のご支援をいただき授業を行っています。自ら体験することも重要です。これから必要とされるコミュニケーション力とはプレゼン力やディベート力だけでなく、世代を超えた基本的な会話や聞き取りができる力がまず重要だと思います。